こんな言葉を一度か二度聞いたことがありますでしょうか。
「銀行は晴れた日に傘を貸して、雨が降ったら傘を取り上げる」
確かに、晴れた日に傘があっても役には立たないし、いざ雨が降り出して傘が要るようなときに返せと言われたら、一体何のつもりだよと言いたくもなるでしょう。
では、銀行や信用金庫は、実際にこのようなちぐはぐなことを生業としているのでしょうか?
そもそも考えてみてください。
例え今の空が晴れていても、いつ雨が降るかも知れませんし、銀行だって傘が無尽蔵にあるわけではありません。
傘を貸すことが商売である以上、相手に貸しっぱなしにするわけにもいきません。
仮に傘がなくなってしまったら、あるいは傘を仕入れることが出来なくなったら、銀行そのものが成り立たなくなってしまうのです。
では、借りる側はどうすべきなのでしょうか。
いつ雨が降るか分からなくても、手元にちゃんと傘があるとは限りません。
自分で傘を用意するにも、すぐに用意できるとは限りません。
そこで銀行の出番なのです。
「いつ雨が降っても大丈夫なように、とにかく傘を用意してください。ただしそれまでに間に合わないときは、これを使ってください」
これが本来のスタンスと言えるかもしれません。
あるいは、手持ちの傘がきちんと使えるか、古くなって心許ないか。
まともな傘を調達するのに、どれだけの時間を要するか。
これがあらかじめ分かれば、銀行も最悪のタイミングで返してもらいに来ることもなくなるでしょう。
結局は、貸す側と借りる側、双方の信頼関係がなければ成り立ちません。
そのためには、借りる側も適切な情報提供が必要ですし、貸す側も情報を見極めるだけの目利きが不可欠です。
一事が万事、両者の円滑なコミュニケーションが欠かせません。
それでもコミュニケーションがうまくいかない時は、私たちのような税理士・公認会計士の出番です。
双方のコミュニケーションを取り持つだけでなく、今の天気や降水確率も見極めて、円満な傘の貸し借りを手助けします。
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