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こんにちは。
「ともに考え、ともに歩む」がモットーのセカンドエース税理士法人 代表社員の岡田章宏です。

さて、今回は私事を少々。
先日の連休は「すみっコぐらし」が大好きな娘の映画デビューでした。
もちろん映画は前日(11月3日)から初公開の、「すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ」です。
もっとも、今年から小学生でありながら、プリキュアのアクションシーンですら怖くて見られないという気弱な娘。
念のため前作を自宅(NETFLIX)で練習もして、万全の態勢で臨んで行きました。

結果は…

序盤では大はしゃぎだった娘も後半のハラハラ展開に耐えられず、残念ながらギブアップでした…
妻も娘を連れて退場したため、結局私一人で最後まで観ることに。

しかし、前作もそうでしたが、「大人が子どものために本気で描いた絵本」とも言うべき真摯さを改めてひしひしと感じる内容でした。
私自身エンディングでは思わずウルっとしたものでした。
実際、「すみっコぐらし」シリーズ自体も子どもだけでなく大人の根強い支持に支えられているのも事実で、前作に続いて泣いたという大人の感想も数多く見ることができます。

当ページで映画「すみっコぐらし」を取り上げたのも、理由があります。
あくまで私個人の感想ですが、本作はずばり【再生】の物語でもあるからです。

 

【あらすじ】

ひょんなことから、森の中にたたずむ不思議なおもちゃ工場を見つけた「すみっコ」たち。
そこで出会った「くま工場長」に誘われ、すみっコたちは工場で働き始めることになりました。
最初は悪戦苦闘しながらも頑張っておもちゃを作り出荷する達成感を味わったり、侃々諤々しながら新商品を開発したりして、すみっコたちは充実した日々を送っていました。
しかし次第に歯車は狂い出し、事態はあらぬ方向へ…

 

ネタバレになるので詳細は割愛しますが、今回の舞台は工場、いわば「会社」です。
くま工場長は経営者として、従業員であるすみっコたちの心をしっかり掌握しながら工場の目標達成のために奮闘します。
達成すべき目標であるおもちゃの生産個数も明らかにし、一番頑張ったすみっコにはMVPとして表彰もします。
効率よく生産するために、業務の分業や生産設備の改良も周到に行っています。
また、単なる使用者であるだけでなく、美味しい食事や綺麗な寮(ホテル?)を整えるといった細やかな気配りも欠かすことがありません。

…あとは、ぜひご自分の目で確かめて頂ければ幸いです。

不覚ながらも、思わず職業病がウズウズしてしまうストーリーでした。
そしてその後の展開も、まさに読んで字のごとく【再生】でもあります。
(さすがに版権の都合上、公式の画像を使うことは出来ないのでトップ画像もこのような物となりましたが、こちらも本編の内容をトレースしたつもりです)
「企業経営者の方にこそ鑑賞をお勧めしたいです」と書いたのも、理由があります。

公式ホームページ
https://sumikkogurashi-movie.com/


公開場所(福山市):福山エーガル8シネマズ
https://www.furec.jp/


A.くま工場長…いや、おもちゃ工場そのものは「もっと生産を増やさなきゃ」という強迫観念に駆られるあまり、明らかにキャパシティを超過するノルマを課したり、いたずらにすみっコたちを束縛したりと暴走を始めてしまいます。
挙句には工場から脱出したすみっコを追い掛け回す有様です。

工場は、本当はとても寂しかったのです。
だからこそ、すみっコを逃がすまいと追いかけたりもしたし、気配りの細やかさもその気持ちの現れでもありました。
すみっコと出会ったときの工場は、本当に嬉しかったに違いありません。

なおかつ、工場の原点も「素敵なおもちゃでみんなを笑顔にしたい」という純粋な思いでした。
子どもたちだけでなく工場で働く従業員たちも、みんなの笑顔が何よりも大好きでした。
みんなに笑顔を届けるために小さな小屋から起こった工場はみるみる大きくなり、たくさんの従業員を擁するまでに成長しました。

そんな工場が廃墟となった理由は、知る由もありません。
時代の変化に着いて行けなかったのか、資金繰りに行き詰まってしまったのか、はたまた従業員に見放されてしまったのか…

すみっコたちによって長い眠りから覚めた工場は、それまでの笑顔と愛情に飢えた日々を取り戻そうとばかりに、がむしゃらになったことは想像に難くありません。
ですが、がむしゃらに動いている中で工場はおそらく…自分の「原点」を見失っていたのではないでしょうか。
みんなを笑顔にするという原点…会社経営で例えるなら経営理念そのものと置き換えられるでしょう。

工場は最後に、しろくまが幼いころからずっと大事にしていたぬいぐるみを見せられ、自身の原点を再認識したのです。
しろくまのツギハギだらけの古いぬいぐるみは、工場が大量生産した製品の一つに過ぎませんが、しろくまにとっては世界にたった一つの、かけがえのない宝物なのです。
破いてしまうたびにお母さんが何度も繕って直してくれたので、すっかり購入時の原形がわからないほどですが、造られた時から込められた工場の思いが今もなおずっと生き続けているのです。

暴走した果てに設備は滅茶滅茶に壊れてしまったため、もはや工場はおもちゃも何も造ることは出来ません。
それでも「みんなの笑顔」のためにと、手を差し伸べてくれたすみっコたちみんなで思案した結果、映画館という新たな人生を見出しました。
「工場長」も「館長」に転職です。

たとえおもちゃは造れなくても、みんなを笑顔にすることはできるのです。
そう、方法が何であっても、「みんなの笑顔」が自身の存在意義(経営理念?)である限り…

さあ、次はあなたの番です。
ぜひ、あなたの「原点」を今一度振り返ってみませんか?
きっと、誰かの心に届いているに違いありません。

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